菅総理 衆院解散は総裁選前にしない考え

2021年09月02日 06:51

 菅義偉総理は1日、衆議院解散に関して「新型コロナウイルス対策が最優先。そういったことを考えた時、解散できる状況ではない」と語った。

 そして自民党の総裁選挙日程について「党の方で決められると思う。総裁選挙の先送りも考えていないし(衆議院解散の可能性は)そういう中で日程が決まってくるのだろうと思う」と述べ、総裁選挙前に衆議院を解散しない考えをうかがわせた。

 菅総理は自民党の党役員人事の刷新と内閣改造を総裁選までに実施する方針だ。そんな中で総裁選挙(17日告示、29日投開票の予定)の「先送りも考えていない」と語った。

 アフガニスタンからの邦人らの退避支援に対しては「これから米国を始めとする関係国と一緒になって、邦人、現地職員、日本に協力した方たちです、そうした人たちの安全確保や必要な出国についてはしっかり対応していきたいと思っている」と外交努力での退避支援に取り組む考えを強調した。(編集担当:森高龍二)