立憲民主党の安住淳国対委員長は25日、記者団の質問に答え、自民党幹部らが「(自公による)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権か」とネガティブキャンペーンを繰り広げていることについて聞かれ「それしか言うことないんですか」と一蹴した。
そもそも日本共産党は綱領に「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民 主的諸条項の完全実施をめざす」と明記している。
憲法9条の解釈変更を内閣法制局長官の首をすげ替えてまで実施し、閣議決定のうえ、一部で集団的自衛権行使を認める安保法制を制定した自公政権に比べ、平和憲法を遵守してきたのは解釈変更での安保法制違憲部分に強く反対している共産、立憲、社民といえよう。
安住氏は自民幹部らによるネガティブキャンペーンについて聞かれ「(自民の方に)ご心配いただいて感謝しているがご懸念には及びません」と返し「(日本共産党さんに)限定的に政策によって協力してもらうということであって、政権に入って何かやってもらおうということではない。安全保障や天皇制の問題については、それぞれの立ち位置が違う。それについては共産党の皆さんも『政権に入ったら矛盾することになるので距離は置きます』ということで、われわれは現実的な外交をする。あえて言えば、(自民の方は)それしか言うことないんですかと思う」と批判レベルの低さを指摘した。安住氏は「有権者の皆さんが動けば政治は変わる」とアピールした。(編集担当:森高龍二)