れいわ新選組の山本太郎代表はSNSで8日夜「野党第一党(立憲民主党)の新リーダーが森ゆうこさん(立憲参議院幹事長、元文科副大臣)なら、 自公維とバチバチ対峙できるよなー。 見応え充分な国会になる、来年の参議院選挙が楽しみになるくらいに」と投稿した。
山本氏は「いち有権者としての妄想」と前置きしているが、森裕子参議院議員へ代表就任に期待する声や適任ではないかの声は他にもある。
政治評論家の本澤二郎氏は日刊ゲンザイの報道では「立憲副代表で参院幹事長の森裕子氏がいるじゃないですか」と答え「国会での政権追及は鋭く、真のリベラルで、極右女性抜擢=自民政調会長に高市早苗衆院議員を抜擢したこと=を逆手に取って、岸田政権に堂々と渡り合えます。今の野党党首に求められる資質は、ひるまない、屈しない、ぶれないこと。彼女にはその素養があると思う。中道路線を貫き、まもなく退任するメルケル独首相の力強さをほうふつさせます」と評している。
森裕子氏はこれまでにも国会で鋭く政府の責任を追及してきたが、さきの10月14日の参議院本会議代表質問では野党や政権に批判的なメディアに対し虚偽投稿による社会的評価の低下を狙った「ネット工作」に自民党関係者が関わっていたのではないかとの疑惑を指摘し「金を使ってネット工作を行い、選挙の結果を不当に歪めるような卑劣な行為を自民党の議員に行わせない、と、この場で約束いただけないか」と岸田総理(自民総裁)に迫った記憶は新しい。
この問題、共産党の機関紙赤旗は10月24日号で「政権批判野党やメディアをウソ情報で攻撃する投稿をしていたツイッターの匿名アカウント『Dappi』の運営をしていた法人の社長が『自民党本部の事務方トップ・事務総長の親戚を名乗り、自民党本部や国会などに出入りしていた』と報じた。自民党はこの問題に党として、是非を示していない。国会では、この問題も国民の前に明らかにしてほしい。森氏が代表に就任すれば、その後に明らかになってきたことも踏まえた質問が期待される。(編集担当:森高龍二)