岸田文雄総理は29日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への水際対策に「最悪の事態を避けるため、緊急避難的予防措置として、外国人入国を11月30日午前0時から全世界を対象に禁止する」と発表した。
また「日本人等についても南アフリカなど9か国に加え、感染確認された14か国、そして地域から帰国する場合にはリスクに応じ、指定施設での厳格な隔離措置を実施する」とした。
岸田総理は「WHO(世界保健機関)は26日に懸念される変異株に指定した。今回の措置はオミクロン株についての情報がある程度明らかになるまでの念のための臨時・異例の措置」と説明した。また「万が一の措置で御不便をお掛けする国民の皆さんには御理解をお願いしたい」とも述べた。
観光目的の入国について年内をめどに再開の検討に入るという方針について「状況に応じて機動的・柔軟的に対応していくことが大事であると基本的には考えています。是非、状況把握に努めたい」とした。(編集担当:森高龍二)