立憲 執行部男女同数も「発信力強化」が急務

2021年12月09日 06:33

 立憲民主党は6日、衆参両院議員総会を開き、新たな党執行役員6人を諮り、男女比率を「50:50」にした。

 新たな6人は常任幹事会議長=牧山ひろえ参院議員、参議院議員会長=水岡俊一参院議員、組織委員長=吉川沙織参院議員、企業・団体交流委員長=小宮山泰子衆院議員、つながる本部長代行=田名部匡代参院議員、ジェンダー平等推進本部長代行=岡本あき子衆院議員のメンバー。

 立憲は党女性の顔にもなっていた辻元清美氏が衆院議員での席をなくしたことに加え、蓮舫衆院議員の役員起用がなかったことから、夏の参院選に向けて、党執行部のSNSでの発信力にも課題が出ている。

 ツイッターのフォロワーをみても、牧山、水岡、吉川、小宮山、田名部、岡本6氏の合計は約2万。最も多い小川淳也政調会長で8万、逢坂誠二代表代行7万、泉健太代表で2万、西村智奈美幹事長1万4000、馬淵澄夫国対委員長、大西健介選対委員長それぞれ5000と12人全員でもフォロワー数は21万を超える程度。蓮舫議員ひとりのフォロワー(52万8000)の半分に届いていない。辻元元衆院議員と蓮舫の2人のみで約60万人のフォロワーをかかえる発信力を有していたことからしても、執行部のSNS戦術強化は急務といえそう。(編集担当:森高龍二)