岸田文雄総理は24日、新潟県の「佐渡の金山」の世界遺産への推薦について「推薦期限は2月1日と承知している。それを念頭に、政府として効果的な対応を決定したい。しっかり検討した上で判断したい」と慎重に検討していく考えを述べた。
岸田総理は「政府としては佐渡の金山に関する文化庁の文化審議会の答申を受け、佐渡の金山の文化遺産としての価値に鑑み、是非、登録を実現したいと考えている。そのために、どのような対応が効果的なのか、総合的に検討している」と語った。
岸田総理は「国民の皆さんの声は丁寧に伺っていかなければならないと思うが、政府としては是非、登録を実現したいと思っている。そのために、どうあるべきなのか、そういった観点からしっかり考えていきたい」と重ねた。
佐渡の金山は400年の歴史を持つ日本有数の金山だが、韓国政府や韓国の国会議員らは朝鮮半島出身者ら1000人以上が強制労働させられた場所だとして、登録推薦しないよう強く求めている。(編集担当:森高龍二)