ロシアによるウクライナへの侵略行為に対し、国会としても非難決議を行い、その姿勢を明確にすべきだとして、自民、立憲は賛成する方針だが、れいわ新選組は衆院本会議でのロシアへの非難決議に「反対する」と発表した。
れいわは「ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難し、即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求める立場である」としたうえで、決議には反対する理由として「一刻も早く異常な事態を終わらせようという具体性を伴った決議でなければ、言葉だけのやっている感を演出する決議になってしまう」と実効性のあるものを求めた。
れいわは日本政府に対し(1)ウクライナ国民への人道支援のさらなる拡大と継続、及び戦火を逃れ避難する人々を難民として受け入れること(2)プーチン大統領による核兵器の使用を示唆する発言と行動に、唯一の被爆国である日本の総理として強く撤回を求めること(3)ロシアの暴走一点張りでなく、米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行うこと。
れいわは「消費税減税、ガソリン税0%、一律給付金などで日本国内に生きる人々を守る、以上のようなことを、政府に求めることが必要な場面ではないか」と提起している。(編集担当:森高龍二)