ウクライナへの人道支援で総理に感謝と福山氏

2022年03月16日 06:23

 立憲民主党の福山哲郎元幹事長は14日、参院予算委員会でウクライナへの岸田内閣の人道支援に関し「いち早く1億ドルの人道支援を行われたことに敬意と感謝を申し上げます」と岸田文雄総理の対応を評価した。ロシアへの経済制裁に関しても評価した。そして「一人一人が声をあげていくことが大切だ」と冒頭に語った。

 そのうえで、福山氏は「今、何を考えているか分からない人物が核のボタンを持ち、一人の専制主義者の暴挙で平和がもろくも崩れていく。国連常任理事国であり、核保有国のロシアがウクライナへの侵攻を始めた。国際秩序への挑戦だ。そして戦争は最大の人権侵害だ。今、領土交渉を考える段階ではないと考えるが、総理はどう考えるか」と質した。

 岸田総理は「ロシアの行動は国際法違反であり、強く非難されなければならない。力による一方的な現状変更は許してはならない。我がこととしてしっかり受け止め、対応していかなければならない」との認識を示した。

 そして、北方領土、日ロ平和条約交渉に関して「今、この現状を考えると、今後の日ロ関係について展望を申し上げる状況ではない。厳しい状況であるということを強く認識している」と強調した。(編集担当:森高龍二)