岸田文雄総理は15日、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・アブダビ皇太子と電話会談し、その後、記者団に「OPEC(石油輸出国機構)メンバーとして、UAEに更なる積極的な貢献を働きかけた。国際原油市場安定化のための連携は確認した」と語った。
岸田総理は「ウクライナ情勢について国連安全保障理事会の非常任理事国であるUAEと緊密に連携していくことを確認した。原油高騰対応についても意見交換を行った」と特にエネルギー問題に照準を合わせて会談したもよう。
岸田総理は「エネルギー市場の安定ということにおいて、UAEは大きな存在であり、是非、連携していきたい、こうしたことを申し上げ、連携を確認した。今回の電話会談はそういった意味で意義ある電話会談だった」と強調した。
また「今年は両国にとって外交関係樹立50周年の大きな節目の年を迎えるので、この機会に、エネルギー分野のみならず、幅広い分野での協力を一層強化していくために、緊密に連携していこうということについても一致した」と話した。(編集担当:森高龍二)