北朝鮮の暴挙容認できないと強く非難 総理

2022年03月27日 09:22

 岸田文雄総理は24日、北朝鮮が新型ICBM(大陸間弾道弾)とみられる弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域内に落下したことに「国際社会が平和と安定において、大きな議論を行っている最中での北朝鮮の暴挙は容認することはできない、これは当然だ」と強く非難した。

 そのうえで「ミサイル技術は日々改良され、進歩しているということは感じている。改めて我が国の国民の命を守るためにはどうあるべきなのか、政治の立場から真剣に考え続けていかなければならない」と述べた。

 岸田総理は「許せない暴挙であり断固として非難する。北朝鮮は本年に入ってから、新型ICBMを含め、高い頻度で弾道ミサイルの発射を繰り返している。一連の北朝鮮の行動は、我が国そして地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認することはできない。今後、制裁含め、対応について日米、日米韓を始め関係国としっかり連携を取り対応していく」と述べた。

 防衛省は北朝鮮が24日午後2時33分頃、新型とみられる弾道ミサイルを朝鮮半島西岸付近から東方に発射、約71分飛翔し、午後3時44分頃、北海道渡島半島の西方約150キロメートルのわが国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられると発表。飛距離は約1100キロメートル。最高速度は6000キロメートルを超えると推定されるとしている。(編集担当:森高龍二)