北弾道ミサイル「烈度高い」と表現 官房長官

2022年02月01日 06:54

 北朝鮮のミサイル発射実験が頻発している。30日にも午前7時52分頃、内陸部から弾道ミサイル1発が東方向に発射された。松野博一官房長官は同日「通常の弾道軌道だと最高高度約2000キロメートル程度、飛翔時間30分程度、約800キロメートル程度飛翔して、日本海側の我が国排他的経済水域外に落下したと推定される」とした。

 松野長官は「これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもの。また、このような、烈度の高い弾道ミサイル発射は関連する安保理決議に違反するもので、我が国としては北京の大使館ルートを通じ北朝鮮に対して厳重に抗議した」とした。

 そのうえで「国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げ、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表する」と述べた。

 聯合ニュースは韓国軍合同参謀本部がこの日発射された飛翔体は「中距離弾道ミサイルと発表した」と報じた。また「NSCを約1年ぶりに文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰した」ことについて「今回の発射を厳重に受け止めていると解釈できる」との見解を示している。(編集担当:森高龍二)