コロナ禍の規制も緩和された、今年のゴールデンウィーク。コロナ以前ほどではないにしても、去年に比べると随分、レジャームードが高まっている。旅行会社のJTBが4月7日に発表した、4月25日から5月5日までのゴールデンウィーク中の旅行動向によると、期間中、帰省を含めた1泊以上の国内旅行に出かける人は前年比68.4%増の1600万人と予測している。
一方、製薬会社のピップが20代~40代の女性300名を対象に実施した調査によると、今年のゴールデンウィークは「家でゆっくり過ごす」と回答した人が36%でもっとも多く、「宿泊/旅行」と答えた人は、「その他」(2%)を除いてもっとも少ない11%となっている。規制が緩やかになってきたとはいえ、感染を懸念して遠出を控えようとする傾向は、まだまだ強いようだ。
しかし、最大で10連休となる今年のゴールデンウィーク。家にこもってばかりでは、もったいない。子どもたちも退屈してしまうだろう。そこでファミリー層にとくにお勧めしたい穴場が、住宅展示場だ。
住宅展示場といえば、新築戸建てを検討している家庭しか縁のない場所のように思っている人も多いかもしれないが、そうではない。今すぐ新築や住み替え、建て替えなどをする予定がなくても、将来的にマイホームを考えているのなら、今の最新の住宅事情や設備などを知ることもできるし、家族でいけば未来のライフスタイルをイメージしやすくもなる。また、子どもたちも退屈するかと思いきや、大きくてきれいなモデルハウスを探検できる機会なんて他にない体験なので、意外にテンションが上がって大はしゃぎすることうけあいだ。しかもゴールデンウィーク中の住宅展示場は、子どもやファミリー向けの催しが盛りだくさん。来場するだけで、お菓子やおもちゃなどの様々なプレゼントがもらえたり、楽しいイベントが開催されていたりするのだ。
もちろん、近いうちに住宅の購入などを予定している場合は言うまでもない。ゴールデンウィーク期間中は住宅メーカーにとっても、かき入れ時。各社ともに、この時期に合わせて最も自信のあるおすすめ商品を用意しているものだ。
例えば、コロナ禍でも業界最速で、最先端のAIロボットが案内する無人展示場を導入したり、SDGsが話題になる前から、カンナ削りの技法を応用した、間伐材で作った木のストローを世界に発信したりと、今や住宅業界の風雲児となっている木造注文住宅を手がけるアキュラホームグループと、同社が主宰するスマートアライアンスビルダー(SABM)も、ゴールデンウィークに合わせて4月23日に新商品「超空間の家 Neo」の販売を開始しており、その販売を記念して、全国のモデルハウスで7月31日までの期間 「感動体感フェア」を実施している。住宅は建てて終わりではなく、末永く住み継ぐものというポリシーで建てられた新商品「超空間の家 Neo」は、住み始めてから発生する光熱費などの生涯コストに着目。従来の木造住宅を進化させ、高断熱、太陽光発電などの「次世代エコシステム」を採用することで、同社の試算上ではあるものの、一般的な住宅と比較して、生涯コストである光熱費を35年間で800万円以上抑えることに成功している。
他にも、パナソニックホームズでは、深い軒下で室内外を自然につなぐ「軒下屋外テラス」や床面を上げ下げした「ダウンフロア」や「アップフロア」、屋根裏に設ける「ロフト」などを組み合わせた、ニューノーマル時代の平屋の注文住宅「カサート 平屋 スキップスタイル」を4月27日から新発売しているし、三菱地所ホームでも、ウイルスに敏感な時代に合わせて全館空調「エアロテック」を搭載した注文住宅「風通しの良い家」を同じく4月27日から展開している。
家で過ごすゴールデンウィークに退屈してきたと思ったら、家族でぜひ、住宅展示場に遊びに訪れてみてほしい。(編集担当:藤原伊織)