核兵器ない世界実現へ 総理、ローマ教皇に謁見

2022年05月05日 14:35

 岸田文雄総理は4日、ローマ教皇フランシスコ台下に謁見(えっけん)。外務省によると、岸田総理は「フランシスコ台下が2019年に訪日し、被爆地・広島、長崎への訪問を果たしていただいたことに感謝する旨述べるとともに台下の平和へのメッセージ及び『核兵器のない世界』へのメッセージは多くの日本国民の心に深く刻まれた、被爆地・広島出身の総理大臣として『核兵器のない世界』に向け、バチカンと協力したい旨述べた」としている。

 また「平和、『核兵器のない世界』の実現、人権擁護、環境保全等を重視するパートナーとして、人類共通の諸課題に対処するため、協力を進めることで一致した」としている。

 加えて、ロシアによるウクライナ侵略に対し「無辜の民間人の殺害を非難すると共に、非道な侵略を終わらせ、平和を取り戻すとの決意で一致しました。また、岸田総理大臣から、本日も北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したことに言及し、北朝鮮の核・ミサイル活動に対する懸念と共に、北朝鮮による拉致問題の即時解決に向けた引き続きの理解と協力を要請した」としている。(編集担当:森高龍二)