露への制裁、ウクライナへの支援が重要 総理

2022年05月11日 06:58

 岸田文雄総理は9日の記者会見で、ロシアが戦勝記念日を契機にウクライナへの軍事侵攻を激化させる懸念もあることなどについて、記者団に答え「今、国際秩序の揺らぎが懸念されている中であり、国際社会の結束が大事ということを強く感じている」とし「国際社会が結束し、ロシアに対し強い制裁措置を課すこと、ウクライナと周辺国に対する支援をしっかり行うこと、制裁と支援の重要性を改めて感じている」と述べた。

 エネルギー問題に絡んで、原発の本格的な再稼働に関する記者団の問いには「原発の再稼働は安全性を最優先に進めていく、こういった方針を申し上げてきた。全く方針は変わっておりません」と安全性最優先の姿勢を堅持することを強調した。

 岸田総理は「原発再稼働に関しては、安全性を最優先にしながら、原子力規制委員会の基準にしっかり合ったものについては『地元の皆さんの理解をしっかり得ることを前提』としながら、再稼働を進めていく、この方針は従来どおり。こうした方針をしっかり進めていく」と地元の理解を得ることの重要性も強調した。(編集担当:森高龍二)