岸田文雄総理は11日、アントニー・ブリンケン米国務長官の表敬を受けた。ブリンケン氏は安倍晋三元総理逝去に哀悼の意を示し「米国はじめ同志国との連携強化に多大な功績を残された」と故人を評した。
ブリンケン氏は「安倍元総理大臣は揺るぎない日米同盟の擁護者」との認識を示し「自由で開かれたインド太平洋という先見性あるビジョンを掲げて、米国、同志国との連携強化に多大な功績を残されたと述べた」(外務省発表)。
岸田総理は、深謝の意を示したうえで「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行を断じて許すことはできない。現職の総理大臣として、暴力に屈せず、民主主義を守り抜く、そして日米同盟を大いに進化させた安倍元総理の遺志を継いで、日米同盟の更なる強化に努めたい」(同)と日米同盟強化への意思を伝えた。
岸田総理は6月27日、ドイツでのG7エルマウ・サミットでのジョセフ・バイデン米大統領との首脳会談でも「日米同盟の更なる強化及び自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、引き続き緊密に連携していくこと」を確認。7月下旬に開催予定の閣僚級の日米経済政策協議委員会(経済版「2+2」)の成功に向けて協力していくことで一致している。(編集担当:森高龍二)