米軍、国防産業とマッチング機会提供へ 防衛省

2022年10月16日 10:03

 浜田靖一防衛大臣は14日の記者会見で日本の防衛産業と米軍、米国防産業とのマッチング機会を創出する狙いで「インダストリーデー」を21日に催すと発表した。

 浜田大臣は「この催しで米国製装備品のサプライチェーンやアジア太平洋地域における米軍の維持整備への日本の防衛産業の参画促進、防衛産業マーケットの拡大を図っていきたい」と語った。

 また「優れた技術や製品を有する中小企業等が防衛産業への新規参入の機会を創出するため、防衛産業参入促進展を24日から28日の間で開催する」と述べた。

 また浜田大臣は記者団から、日本が敵基地攻撃能力、反撃能力を保有したとしても、核兵器保有国に対して抑止力が効くのか疑問視する見方があるが、と聞かれ「政府としては、いわゆる『反撃能力』も含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的な検討を加速させている。核兵器の脅威に対し、わが国の平和と安全を維持し、存立を全うするためには、わが国の防衛力の抜本的強化に加え、米国の拡大抑止の信頼性向上等を通じて、抑止力を強化していくことが大変重要と考えている」と強調した。(編集担当:森高龍二)