立憲民主党の岡田克也幹事長は15日の記者会見で、岸田文雄総理と尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領との日韓首脳会談が13日に行われたことに「意義のあることだった」と評価した。岡田氏は「少なくとも安全保障において、日韓トップ同士が率直に話し合うことは他の問題があったとしてもやるべきだと申し上げてきた。今回、首脳会談が行われたことは非常に良かった」と評価した。
そのうえで「元徴用工問題について、外交当局間の協議が加速していることを踏まえ、懸案の早期解決を図ることで改めて一致したという風に発表されている。具体的な内容は定かではないが、従来、日韓基本協定に基づいて解決済であると日本政府は言ってきた。他方で、協議しているということも言ってきた。(今回)首脳間で、外交当局間で協議が加速しているとの現状を踏まえて懸案の早期解決を図る方針で一致した、という。一歩踏み込んだようにも聞こえるので、具体的にどういうことなのか、総理に聞いてみる必要がある」とどのような話し合いがあったのかを聞きたいとした。
また岡田氏は米中首脳会談についても「トップ同士が話し合うことは重要なことなので、歓迎したい」とこちらに関しても評し「日中首脳会談でも胸襟を開いて両国トップがしっかりと話をしてもらいたい」と期待した。
岡田氏は「習近平主席が3期目に入り、従来と基本的な方針に変化がみられるのかどうかが注目点だと思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)