元NHK経営委員の小林緑さんらが次期NHK会長に、元文部科学事務次官の前川喜平氏をと呼び掛けて実施している「ネットと文書での署名」が24日までに3万人を超えた。署名は11月30日まで。
小林氏らはこれまでの例で新会長が12月の経営委員会で決まるとして、経営委員会で決まるまでに署名簿を提出する。
ネット署名のコメントでは「前川さんの会長就任によりNHKが公平公正な報道をするようになれば、日本の民主主義にとって大変有益と思います」「すばらしい提案、そうなればNHKが国会中継専門チャンネルを開設してくれそう」「安倍政権の悪政に対し、果敢な批判活動を継続した前川喜平さんを高く評価します。NHKの再生に必要な人材です」。
「現政権に忖度した偏向放送を正すために適切な人と思います」「前川さんが会長になったら受信料払います」「安倍自民党政権以前の、正気のNHKに戻ってください」「実現できれば、政府から独立した、真の意味の公共放送としてのNHKになるのではないかと期待します」とコメントからは、NHKの政権忖度色を感じている人の多さがうかがえる。
前川氏自身、22日に東京渋谷のNHK放送センター前で前川氏をNHK会長にと求める会の人らとともに「政府言いなりのNHKであってはならない」と政権に忖度せず「公共放送機関」としての報道を訴えた。(編集担当:森高龍二)