海洋環境に悪影響の放出認めることはないと総理

2023年02月09日 06:58

 岸田文雄総理は7日、マーク・ブラウン・クック諸島首相はじめ太平洋諸島フォーラム代表団と会談。東京電力福島第一原発事故で今も増え続ける放射能汚染水のALPS処理水(放射性物質トリチウムを含む)の海洋放出について「人の健康、海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはないと約束する」と日本の総理として約束し、理解を求めた。

 外務省によると岸田総理はALPS処理水の海洋放出に関して「日本国民及び国際社会に対して責任を有する日本の総理大臣として、自国民及び太平洋島嶼国の国民の生活を危険に晒し、人の健康及び海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはないことを改めて約束する旨述べた」としている。

 またこの総理発言に対し、これに対し、太平洋諸島フォーラム代表団らは「ALPS処理水の海洋放出の安全確保に対する岸田総理大臣の決意を歓迎し、引き続き日本と緊密なコミュニケーションを希望する旨を述べた」としている。

 岸田総理はマーク・ブラウン・クック諸島首相との会談でも「日本国民及び国際社会に対して責任を有する日本の総理大臣として、自国民及び太平洋島嶼国の国民の生活を危険に晒し、人の健康及び海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはない」と述べて理解を求めた。(編集担当:森高龍二)