法の支配で国際秩序を守る意思を世界にと総理

2023年02月22日 07:47

 岸田文雄総理は20日開かれた東京グローバル・ダイアログであいさつし、5月開催の広島サミットに関して「力による一方的な現状変更の試みを断固拒否し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くとのG7の強い意志を世界に示していきたい」とアピールした。

 ロシアによるウクライナ侵略や中国による東シナ海・南シナ海での力による一方的な現状変更の試み、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化などを念頭にしたもの。

 岸田総理は、また「エネルギー・食料安全保障を含む世界経済、インド太平洋を含む地域情勢、経済安全保障、気候変動、保健、開発といった地球規模の課題についても、G7首脳との間で胸襟を開いて議論したい」とした。

 岸田総理は「歴史的転換点にあって、国際社会が直面する諸課題を解決するには、あらゆる国、人々が経済規模や発展段階、異なる価値観や利害関係を超えて、努力を結集することでこそ、次の時代を切り開いていくことができると考える」とし「日本はG7議長国として達成した成果をG20(金融世界経済に関する首脳会合)に引き継ぐとともに、あらゆる国との対話と協力により、新たな時代を共に築いていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)