原発新設へ方針転換「大変大きな問題」長妻氏

2023年02月03日 07:50

 立憲民主党の長妻昭政調会長は2日の記者会見で原発の新設について、政府が原発新設に方針転換したことは「大変大きな問題だ」と問題視した。そのうえで「革新炉の事故リスクを説明したうえで、こういう大きな問題については決定してほしい」とGXを御旗に結論ありきで原発新設を打ち出していることを強くけん制した。

 政府は原発新設に関しては廃炉を決めた原発について、その原発の敷地内での建て替えに限定する方針で、当初、新設場所を設定していなかったが、場所を限定する方針を打ち出している。背景に原発反対世論や与党・公明党への配慮を行ったと見られている。

 また子ども手当について長妻氏は「自民党が本気になったと信じたいが、統一選挙前の一パフォーマンスに終わってはならない」と警戒した。加えて、当時、自民党が子ども手当に強く批判した背景について「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の影響があったことも批判をエスカレーションした背景にあるのかな、ないのか。私は関心を持っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)