NEC、スケーラブルHAサーバを強化

2011年10月25日 11:00

 NECは、メインフレームクラスの高信頼性・高拡張性を実現する「Express5800/スケーラブルHAサーバ」を強化し、新製品を本日から発売する。

 新製品は、4wayモデルの「Express5800/A1040a」、長期保守対応モデルの「Express5800/A1080a-S」「同/A1080a-D」「同/A1080a-E」の4種。最大の特長としては、NEC独自開発の運用管理チップ「EXPRESSSCOPE(エクスプレススコープ)エンジンSP2」を搭載し、高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO(クラスタープロ)」との連携を強化した点。運用管理チップがハードウェア障害(温度・電源異常など)の予兆を検知し、自律的に直接「CLUSTERPRO」に通知することにより、高速かつ安全にフェイルオーバー(代替機への切り替え)を実現する。本機能は、Express5800シリーズとして初の搭載となり、障害時のシステム停止時間を従来比70%以上短縮することが可能だという。

 なお、今回の強化により、ミッションクリティカル性の高い基幹システム、社会インフラシステム、クラウドサービス基盤、大規模なサーバ統合、科学技術計算などでの利用に、より適した製品となる。