一川保夫防衛大臣は21日開かれた衆議院安全保障委員会で日米安全保障体制について語り「日米同盟をさらに強化していかねばならない」とするとともに「これまでに(米軍)普天間飛行場の移転先を決めるとともに、沖縄の負担軽減策についてのさらなる措置を探求していくことについても日米間で合意している」とした。
その上で、一川防衛大臣は自ら沖縄を訪ね、仲井眞弘多知事や稲嶺進名護市市長と意見交換したと報告。「あらゆる機会を捉えて、政府の考えを説明し、沖縄の方々のご理解を得るべく全力を尽して参りたい」と名護市辺野古への移設に理解と協力を得られるよう努力することを表明した。
一川防衛大臣は「近く、レオン・E・パネッタ(LeonE.Panetta)米国防長官とお会いし、日米同盟進化について意見交換したい」との意向も語った。パネッタ米国防長官はオバマ政権下でCIA長官を務め、今年7月1日に国防長官に就任した。今月24日から26日まで訪日し、25日に野田佳彦総理、玄葉光一郎外相、一川防相らと会談する予定になっている。(編集担当:福角忠夫)