岸田文雄総理は先ごろ大阪で開催されたIWON(Innovative Optical and Wireless Network)Global Forum年次総会に「IWONは世界共通の課題を解決するイノベーションの鍵になりうるものであり、日本政府としてしっかりサポートしていく」とビデオメッセージを寄せ、期待を示すとともに政府としてサポートする考えを強調した。
メッセージで岸田総理は「世界ではAI(人工知能)をはじめとするICT技術(情報通信技術)の革新によって、人々の暮らしは格段に豊かになりつつある」とし「新型コロナウイルス感染症の拡大はICTの必要性を一層浮き彫りにした」と述べた。
そのうえで「データ流通量やデータ処理の消費電力量はこれから飛躍的に増大していき、このままでは世界中が立ちいかなくなってしまう」と述べ「社会の利便性や豊かさを追求していく一方で、カーボンニュートラルに向けて、環境負荷を低減し、社会の持続的な成長を実現するようなイノベーションが世界規模で求められている」と訴え、IT(情報技術)の未来を担う企業・教育機関・研究機関の関係者らへの期待を示した。IWON Global Forumには世界118組織・団体が参画している。(編集担当:森高龍二)