浜田靖一防衛大臣は23日の記者会見で佐賀県佐賀市川副町の佐賀空港隣接地への駐屯地開設とオスプレイ配備のための用地売買契約締結を受け「島嶼防衛能力構築のため、早期に佐賀空港に駐屯地を開設し、陸自オスプレイを配備できるよう取組む」と語った。
浜田大臣は用地が確保できたことについて「売買契約を締結していただいたことに関係者の皆様に感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。そのうえで駐屯地開設、オスプレイ配備に関しては「駐屯地の設置や運用について周辺住民の皆さんがお持ちの懸念や不安を解消するためにも関係自治体と連携して適切に対応していく」と強調した。
防衛省は佐賀県有明海漁協と駐屯地予定地の佐賀空港隣接地約31ヘクタールの売買契約を18日に済ませた。6月には駐屯地開設のための工事に入る予定。防衛省は駐屯地からの排水対策など海への影響がないよう漁協から強く求められており、排水対策や地域振興などで協定を交わしている。(編集担当:森高龍二)