LEXUS、新型クラスレスSUV「LBX」を世界初公開 ヒエラルキーを超えた次世代モデル

2023年06月11日 09:52

Lexus LBX

ヤリスクロスと共通のプラットフォームから誕生した新型LEXUS「LBX」 メインのパワーユニットは1.5リッター3気筒に高効率モーターを組み合わせたHEV方式 今秋国内発売 価格は300万円台からというのが大方の予想

 LEXUSは、かねてより噂に昇っていた新型コンパクトSUV「LBX」を世界初公開した。国内発売は今秋以降を予定する。基本的なコンセプトは、本物を知る者が、素の自分に戻れるクラスレスコンパクト。そして、新しいラグジュアリーの価値の提供だという。

 機能的な資質、動的性能に裏打ちされた体躯に上質で存在感のあるデザインを纏い、ドライバーとクルマが一体となり、いつまでも運転していたくなる走りを追及。ドライバーの多様なライフスタイルに寄り添う5つの世界観と唯一無二の1台を選択可能なカスタマイズ「Bespoke Build」を体現した。もちろん最新の予防安全機能,運転者支援機構を搭載しているのは云うまでもない。

 今回発表した新しいラグジュアリーの価値を提供するクラスレスコンパクト「LBX」は、これまでの高級車の概念を変える、コンパクトサイズながらも走りやデザインも上質なサイズのヒエラルキーを超えたクルマをつくりたいとの意志のもとに、『本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ』を目指した。基本骨格はトヨタ・ヤリスクロスをベースとする。コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を刷新し、基本素性と電動化技術を徹底的に鍛え上げた。

 プロトタイプのボディ寸法は、全長4190mm×全幅1825mm×全高1560mm、ホイールベース2580mm。短い全長に長めのホイールベースで、大径タイヤをボディ四隅に配し、踏ん張り感のあるプロポーションに仕上がった。ヤリスクロスより低くワイドになっている。

 インテリアはプレミアムに相応しい設えにこだわりながら、リラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間を目指した。さらに新しいグレード体系である「5つの世界観」に加えて、唯一無二の1台を選択できるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」を用意した。

 オーダーメイドシステム「Bespoke Build」には、表皮色、シートベルト、ステッチ糸の色替え、配色構成、バリエーション拡大、トリム部加飾追加、「Bespoke Build」専用アイテムを含め、約33万通りの豊富なオリジナル・コーディネートが可能だ。また、「COOL」「RELAX」「ELEGANT」「ACTIVE」「URBAN」という5つの世界観が準備される。

 パワーユニットは1.5リッター3気筒に高効率モーターを組み合わせたHEV方式を採用。足回りはフロントに新開発のマクファーソンストラット。リアはトーションビーム式サスペンション(FFモデル)と高い走行性能とリヤモーター搭載を両立するトレーリングアーム式2リンクダブルウィッシュボーンサスペンション(AWDモデル)となる。また、ブレーキは、AHB-Gブレーキシステムとなっている。(編集担当:吉田恒)