政倫審「非公開は自民だけ。完全公開を」元総理

2024年02月27日 08:34

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岸田文雄総理は「国会で判断すること」と自民党総裁でありながら腰砕けの答弁

 衆議院政治倫理審査会に2000万円を超える二階俊博(和歌山3)、三ツ林裕巳(埼玉14区)、萩生田光一(東京24区)、堀井学(比例北海道)の4議員はじめ1000万円を超える林幹雄(千葉10区)、杉田水脈(比例中国)議員らも出席せず、松野博一前官房長官(千葉3区)、西村康稔経産大臣(兵庫9区)ら出席が5人にとどまっているうえ、全員「非公開」を希望していることに立憲民主党の野田佳彦元総理は26日の衆院予算委員会で「誰もいないところでつぶやいたことが説明責任を果たしたことになるのか」と完全公開で行うよう強く求めた。

 岸田文雄総理は「国会で判断すること」と自民党総裁でありながら腰砕けの答弁。野田氏は公開については与党の公明党も賛成しているとして「非公開は自民党だけ。自民党に公開で行うよう指示すべきだ」と求めた。

 また野田氏は岸田総理が総理就任後も派閥を離脱しなかったなど、これまでの経緯を指摘したうえで「大臣規範も守らない、政治大綱も守らない。そんな人が政治改革の先頭に立てるのか」と厳しく非難し、自民党政治刷新本部長を辞すべきだとした。(編集担当:森高龍二)