立憲民主党の泉健太代表は6日、政治とカネの問題で後半国会の焦点になっている政治改革について、自民党に政治資金規正法改正について、政治資金パーティー、企業団体献金廃止、政策活動費の3点に言及があるか見定めると強調した。
泉氏はこれらに触れないのであれば「やっぱり本気ではないということだ」と本気の姿勢を見せるよう求めた。そのうえで「今国会中に国民の皆さんが納得する成案を得ることが立憲民主党の目標だ。自民党の抵抗を国民の皆さんと世論で押し切り、政治家にとって厳しい政治改革を実現する」と実効性のある政治改革を目指す覚悟を示した。
一方、岸田文雄総理は同日、使途公開義務のない政策活動費について党の政治刷新本部メンバーに「公開」を検討するよう指示したとの情報が流れた。政治改革への本気度を示せなければ「政権交代」を望む国民のムードが大きな波になりかねない危機感も出てきた模様。岸田総理がどこまで自民党総裁として党内をまとめていけるか、自身の自民党総裁選をもにらんだ正念場を迎えていくことになりそう。(編集担当:森高龍二)