岸田文雄総理はNATO首脳会談に臨むにあたって「NATO設立75周年を記念する今回の首脳会合では欧州・大西洋とインド太平洋、この二つの安全保障環境は不可分であるということを各国首脳と確認したい」と語った。
また「日本を含むインド太平洋のパートナーとNATOの持続的な協力関係を確認する機会にしたい」とした。
岸田総理は「英国・スターマー新首相と対面で会合を持ちたいと思っている。近年、特に緊密な日英のパートナーシップについての具体的な方途等についても意見交換したい」とした。
また「ストルテンベルグ・NATO事務総長はじめ韓国、オランダ、スウェーデン、フィンランドなど、こうした首脳会合も行いたい。日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、いわゆるIP4の首脳会合、IP4プラス、ウクライナのゼレンスキー大統領との会合も予定している」と首脳外交で成果を得たい考えを強調した。
あわせて、日独首脳会談について岸田総理は「近年、特に協力が進展している安全保障分野で協力の推進、ショルツ首相との間で意見交換を行い、これを確認したい。あわせて経済分野における協力、連携強化も議論したい」と両国間の関係深化を図りたい考えを述べた。(編集担当:森高龍二)