岸田文雄総理はNATO首脳会合、日EU定期首脳協議に出席するためリトアニア、ベルギー訪問に際し、11日「先日のG7広島サミットでの成果でもある、分断や対立でなく、国際的協調に導くべく、法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を同志国との間において堅持をしていくための連携を確認する機会にしたい」と語った。
またNATO首脳会合に関して「日本とNATOの連携・協力を新たな高みに引き上げるべく、日NATO協力文書を発表したいと考えている」と述べた。
日EU定期首脳協議に関しては「経済安全保障など幅広い分野、地域情勢についても連携を確認したい」とした。
また韓国、ウクライナ、リトアニア、ベルギーなどとの二国間会談、AP4(アジア太平洋パートナー)の首脳会合、バルト三国の首相との会合なども行う考えだとした。
岸田総理は「日韓首脳会談では尹(ユン)大統領との緊密な意思疎通を通じて協力を更に進める機会にしたい」との思いを語った。
今回の外遊ではNATOの東京事務所開設の動向がどうなるのか。また日韓首脳会談では夏の海洋放出が予定される東電福島第一原発事故による放射性物質に汚染された水のALPS処理水への韓国国民への理解、協力醸成に努めることになりそう。(編集担当:森高龍二)