岸田文雄外務大臣は領土保全に係る立場を含め、国内外への情報発信を強化する考えだ。同時に「世界の中での日本の存在感を高めたい」としており「文化を含む日本の魅力、価値の発信、海外での日本語の普及にも取り組み」外交・安全保障の強化につなげたい考えだ。
世界の中での存在感に関連する国連安保理への常任理事国入りについても「積極的に取り組む」姿勢を国会での外交演説でも強調した。
岸田外務大臣は「地球規模の課題を効果的に解決するためには国連の実効性を高めるための組織改革と機能強化は欠かせない」とし、「日本として、安保理改革の早期実現と日本の常任理事国入りにむけて積極的に取り組む」と長年の課題解決へ外相として全力をあげる姿勢を示した。
またG8参加国で唯一、日本のみが参加していないハーグ条約(国際的な子の奪取の民亊上の側面に関する条約)の批准と関連法を今国会で承認を得て、実現したいとしている。ハーグ条約については「子の利益を最重要に考えた国際的ルール」との認識を示しており、1日も早く批准したい考えだ。(編集担当:森高龍二)