岸田文雄総理は3日、ベトナムのトー・ラム国家主席とテレビ会談を行い「人的交流の促進と経済関係強化を図ることで一致した」(外務省)。
経済では「ODA協力を再活性化していく、ビジネス環境の改善に向け協力を行う、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、高度人材育成といった新しい分野について協力を進める。安全保障分野での協力についても「緊密に連携していくことで一致した」。
外務省によると地域・国際情勢についても意見を交わし、岸田総理から「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであるベトナムと地域・国際場裡において引き続き連携していきたい旨が伝えられ「両首脳は地域・国際社会の平和と安定に向けて連携を強化していくことでも一致した」という。
会談では岸田総理がトー・ラム国家主席に対し、昨年の日越外交関係樹立50周年の機会に「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げられた両国関係を更に発展させていきたい旨を伝えた。トー・ラム国家主席から両国関係強化へ党書記局長として取組んでいく旨が示されたとしている。(編集担当:森高龍二)