35年の初号機配備目標へ日英伊連携を確認

2025年03月07日 06:43

 石破茂総理は5日、公式実務訪問賓客として訪日中のセルジョ・マッタレッラ・イタリア大統領と会談し「次期戦闘機共同開発のためのグローバル戦闘航空プログラム政府間機関の設立に関する条約(GIGO設立条約)発効を歓迎し、2035年の初号機配備という目標に向けた日英伊3か国の連携を確認した」(外務省)。

 外務省によると「両者は昨年8月の空母『カヴール』の日本への寄港を始め、イタリアのインド太平洋地域への積極的関与に言及しつつ、昨年11月の日伊物品役務相互提供協定(日伊ACSA)署名を歓迎、発効に向けて連携していくことも確認した」としている。

 また日伊ビジネスグループ合同会議が日伊経済関係の更なる深化に貢献していることも歓迎したとしている。

 このほか石破総理から大阪・関西万博へのイタリアの参加を歓迎している旨が伝えられ、万博を機にイタリアから多くの方が訪日し、人的交流やビジネス交流を通じて両国の関係が更に緊密化することに期待した、としている。(編集担当:森高龍二)