真実語り、あらゆる組織と対話の政党へ 石破氏

2025年03月11日 06:08

 石破茂総裁(総理)は9日の自民党大会で総裁として演説し「もう一度あの野党の時の気持ちを取り戻し、勇気と真心を持って真実を語り、あらゆる組織と対話をする。そういう政党であらねばならない。私は自らに対する反省を込めてそのように思っている」と語った。

 石破氏は「国民の皆さま方は確かに政治を信じておられない。そのことを私はひしひしと感じております」と述べ「国民は政治を信じていない。では、われわれ政治は国民を信じているだろうか。どうせ分かりはしないとか、そのようなことを思ってはいないだろうか。私たちはもう一度、国民の皆さま、主権者の皆さま方の声に謙虚でありたいと思っています」と石破内閣の政治姿勢にも通じる思いを訴えた。

 石破総裁は「いつの時代も歴史を変え、国を変え、時代を変えるのは地方であり、一人一人の庶民大衆であります。わが自民党は国民一人一人に最も近い政党でありたい。もう一度その原点に立ち返りたいと思っております。高額療養費の問題もそうであります。私たちはもう一度丁寧に、弱い人、苦しい人、辛い人、そういう人たちのお声を聴き、国民に最も近い自民党、それが信頼を回復する唯一の手立てであると私はそのように信じております」と訴えた。(編集担当:森高龍二)