支援官180人に徹底的に親切な伴走を訓示

2025年04月10日 18:00

 石破茂総理は9日、第1期「地方創生支援官」への激励式で「徹底的に親切な伴走支援をお願いしたい」と激励した。支援官は1年間、自らが地方自治体で地元自治体職員らとともに地域活性化に努める。

 石破総理は「地方創生2.0の牽引役として、これまでの職務経験などを活かし、支援先の地域の活性化や課題解決に向け『楽しい日本』実現へ大いに活躍されることを期待します」と述べ、支援官任命状を手渡した。

 任命状交付の後、石破総理は任命状を交付した180人の支援官に「地方創生に自らの力を発揮しようと積極的に手をあげていただいたことを大変心強く思う」と謝意を伝え、伴走型支援制度の主旨を説明し「地方からのニーズにあった、官僚もそこで地方創生に努めたいと希望する人をマッチングさせることで、より成果をあげてほしいとの思いからの制度」と考えを述べた。

 石破総理は地方伴走型支援への思いを強くした背景について、安倍内閣で地方創生担当大臣をしていた10年前を例示し、当時、中央官僚は県庁などの部長や課長として赴任するが、人口5万人以下の自治体には1人も行っていなかったことに愕然としたと紹介した。(編集担当:森高龍二)