石破茂総理は１５日、訪日中のセルダル・ベルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領と首脳会談。石破総理は「豊富な天然資源を有するトルクメニスタンのエネルギー移行の実現に向け、GTG（Gas To Gasoline）2やキヤンリ・アンモニア・尿素プラント等の推進を通じて日本の技術力を活用して経済関係を一層強化したい」旨を伝えた。
ベルディムハメドフ大統領はこれに応え「両国の政治、経済、文化などあらゆる分野での協力を強化したい旨述べた」（外務省）という。
また共同プレスリリースを発表。ここでは（１）中央アジアの気候変動対策に整合的な新産業構築・産業高度化を始めとする協力を図る（２）ＧＸやＤＸ等の多様な分野における政府間・企業間連携に向けて協力する（３）グローバルな課題に関し、持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）達成に向けて、人間 の安全保障の理念の下、国連等の場で協力する。
（４）中央アジア内外における物流・交通・人的交流の強化（５）全ての非人道的行為、暴力、残虐な行為及びあらゆる形態のテロ行為を断固として非難。また、アフガニスタン情勢を踏まえ、日本とトルクメニスタンを含む中 央アジア諸国が違法薬物対策及び国境管理の分野において協力していくことの重 要性を改めて確認。国境管理及び法執行面の能力強化、情報分析能力の強化、組 織間ネットワーク連携等を通じ、国際的な組織犯罪及びテロ・暴力的過激主義と の闘いにおける協力を継続することなどを確認した。（編集担当：森高龍二）
