今回のニュースのポイント
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前場終値は前日比1,718円21銭高の68,452円45銭となりました。取引時間内、および前場終値として史上初めて68,000円の大台を突破する全面高展開となっています。前日の米国市場における主要3指数の同時上昇を追い風に朝方から幅広い銘柄に買いが先行し、前日の下落分を大きく上回る上昇となりました。後場は史上初となる68,000円台を維持できるか、あるいは利益確定売りに押されるかが当面の焦点となります。
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3日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅高で取引を開始し、その後も大幅に続伸しました。前場の終値は前日比1,718円21銭高の68,452円45銭となり、心理的・技術的な超大台であった68,000円台に乗せて前場を終えるという、取引時間中および前場終値として初めて68,000円台に到達する歴史的な展開を迎えました。前日終値(66,734円24銭)からの上昇幅は1,700円を超える急速な上昇基調となっており、東京市場が新たな価格帯に入ったことを明確に示しています。
市場の驚きをさらに強めているのは、前日の激しい乱高下をわずか1日で大きく埋め合わせ、前日の下落幅を大きく上回る上昇となった、相場全体の圧倒的な地合いの強さです。前日2日の東京市場では、取引時間中に一時1,100円を超える急落を記録する場面があり、市場関係者の間では目先の上値の重さや調整局面への警戒感が一瞬広がっていました。しかし、前日も後場にかけて急速に下げ幅を縮小して200円程度の下落にとどめて引けており、本日の記録的な上昇によって、市場では前日の押し目を単なる一時的な日中調整(スピード調整)に過ぎなかったと受け止める向きが強まりました。
この記録的なマネーフローを強力に後押ししたのが、前日の海外市場、とりわけ米国株式市場の極めて堅調な動きです。ニューヨーク市場では、ダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数、およびS&P500種指数の主要3指数が揃って上昇し、リスクオンのムードが世界的に拡散しました。マクロ経済環境の底堅さを再確認した海外の機関投資家やヘッジファンドなどのグローバルマネーが、夜間(ナイトセッション)からシカゴ日経平均先物(CME)などを通じて日本株の買い建て枠を急速に引き上げ、それが本日の朝方からの幅広い現物買いへとつながりました。
日経平均はここ数年で、従来の過去最高値(1989年の3万8915円)を大きく上回る水準で推移しており、数段階にわたって市場の水準(バリュエーション)を切り上げてきました。今回の68,000円台への到達は、国内外の投資家が日本市場に対して極めて強い長期の上昇トレンド(強気相場)を継続して意識している証拠と言えます。投資家のリスク選好姿勢は、高値警戒感が意識される中でも優勢な状態が続いています。
当面の焦点は、このあと午後12時半から始まる後場の取引において、史上初となった「68,000円台」という心理的な節目を維持できるかどうかに絞られます。前場を通じて1,700円超という極めて急ピッチな速度で株価を押し上げたため、短期的な達成感や利益を一旦確定させようとする売り(利食い売り)が、後場の寄り付き段階で一定程度出やすくなるのは市場の常道です。しかし、押し目買い意欲も引き続き意識されるとみられ、大台をキープしたままでの「高値圏での値固め(日中足の揉み合い)」が進むかどうかが、本日大引けにかけての最大の見どころとなります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













