日立グループ、夏の節電対策を発表

2011年05月30日 11:00

 日立グループは、夏の節電実行計画への対応策を発表した。主な対応策は、休日輪番、夏季休暇分散、各事業所における節電対策などである。

 休日輪番の設定では、所定休日を土曜・日曜から原則月曜から金曜の間で輪番制とし、休日を分散化する。また、例年8月15日前後に設定されていた夏季休暇については、事業グループ単位で分散配置。そして、7月から9月の期間内に10月以降の祝日を振り返ることで5日間前後の休日を追加するという。

 各事業所での対策については、照明の一部消灯、空調の設定温度変更、エレベーターの一部稼働停止、クールビズの適用期間の拡大といった「日立グループ夏季節電運動」を5月より推進してきた。製造拠点では、生産の平準化・効率向上を図り、生産ラインにおける電力消費量の平準化および低減を進めるほか、グリーンカーテンの推進を行っている。

 また、トヨタでは会社休日を変更することで電力削減を狙うと発表。7月から9月の休日を全国規模で、土曜・日曜から木曜・金曜へと変更するという。

 東京電力および東北電力管内における使用最大電力15%以上削減に取り組むため、現在、このような対策が各社で練られている。