三菱重工、インドの独立発電業者から連続受注を獲得

2011年02月04日 11:00

 三菱重工業<7011>が、インドの独立発電業者(IPP)2社が建設する高効率の石炭火力発電所向けに、出力66万から70万キロワットの超臨界圧石炭焚きボイラーおよび蒸気タービンを各5基、連続して受注したことがわかった。

 今回の2件の受注は、同社がインドの建設・重機最大手であるL&Tと2007年に設立した合弁会社2社を通じて行われたもの。ボイラーについてはL&T-MHIボイラー、蒸気タービンについてはL&T-MHIタービン・ジェネレーターがそれぞれ担当し、三菱重工はボイラー耐圧部や蒸気タービンローター部分などの中核部品を2社に納入する。さらに発電機の中核部品については三菱電機<6503> が担当するという。

 同社は今後も、L&Tとの合弁事業を通じて、インドにおける高効率の石炭火力発電設備の受注活動を積極的に展開し、電力の安定供給と、CO2の排出抑制など環境改善に貢献していきたいとしている。