馬淵澄夫国土交通大臣は高速道路の原則無料化について「4年かけて取り組んでいくべき課題と位置づけている」とし、「マニフェストで約束した無料化は現実的になるものとして進めていくことが約束した姿」とした。高速道路無料化の全体像について、平成24年度の概算要求までに、国交省としての姿勢を明確にしていきたい意向だ。
また、馬淵大臣はこれまでの社会実験で得られた高速道路無料化のメリットとデメリットを「つぶさに明らかにしながら無料化を進めていく」とし、実験結果についての成果は「今年度末に詳細な検討結果を発表できる」との見通しを示した。
馬淵大臣は社会実験の結果として、「(無料化された高速道路の)交通量が2倍に増え、平行する一般道は逆に交通量の2割減少、渋滞解消などの効果も確認された。物流や観光においても一定の効果が図られている」とした。
また、「無料化以外の区間に関しての料金については与党と合意し、具体的調整に入っている段階」であるとした。
(編集担当:福角忠夫)