安倍晋三総理は22日、都内で開かれた全国市議会議長会の定期総会に出席し、「日本経済立て直しへ、金融政策・財政政策・成長戦略の3本の矢を射込んできたが、現在、成長戦略に本格的に取り組んでいる」としたうえで「大切なことは、地域の元気なくして日本の元気なしということだ」と強調した。
総理は「成長戦略は地域の発展につながるものでなければならない」とし「地域ごとに創意工夫を凝らし、地方が自らの発想で特色を持った地域づくりをしていくことが必要」と協力を求めた。
そして、地方の工夫をつぶさに見てきたとして「別府市が温泉を武器に地域の関係者が結集し温泉博覧会(オンバク)を開催し、観光客を誘致し、地元の小規模事業者は温泉熱を活用して湯けむり発電を開発した。横浜市は待機児童ゼロを達成した」などをあげ、「視察を通じて、やればできることを実感した。また知恵を出し、チャレンジすることの重要さを痛感した。安倍政権は地域に根ざした積極的な取り組みをどんどん支援していく」と支援を語り、議長らが地域の先頭にたって力を発揮するよう、日本経済再生への取り組みに協力を求めた。(編集担当:森高龍二)