国民的議論の深まりが必要 改憲問題で菅長官

2013年07月23日 18:19

 菅義偉官房長官は22日、憲法改正に対する取り組みの考えについて記者団に考えを求められ「自民党は立党以来、自主憲法を制定するということを党是としてきた」と語り、こうした中で「憲法改正がリアリティを持って、現実的な政治課題として国民のみなさんに認識されてきたように思う」と語った。

 菅官房長官はそのうえで「国民のみなさんが議論をもっともっと深めていくことが大事だ」とし、国民的議論が深まっていくことが必要とした。

 また政権与党として自民党、公明党がお互いの考え方をすり合せていくことが大事だとした。

 このほか参院選の沖縄の選挙区で自民党公認候補が敗れたことに対する受けとめについては「大変残念な結果だと思う」と述べた。

 菅官房長官は「残念な結果ではあるが、前回の戦いから、かなり僅差になったのも事実だ」として「政府としては日米合意、抑止力のことを考えたときに、なすべきことはしっかりと為すと同時に、沖縄の基地負担の軽減、普天間飛行場の危険除去について全力で取り組んでいきたい」とした。

 またTPP交渉参加について「守るべきものは守る、攻めるべきものは攻める。強い交渉力をもって、しっかり対応していきたい」とこれまでの主張を繰り返した。(編集担当:森高龍二)