与那国町長選 自衛隊誘致派3選にホッとした

2013年08月13日 09:30

 佐藤正久防衛大臣政務官は自衛隊誘致の賛否が争点になった日本最西端の沖縄県与那国町長選挙で自衛隊誘致派の現職・外間守吉氏が3選したことに「ホッとした」と安堵感を漂わせた。

 佐藤政務官は「2015年度末までの陸上自衛隊の沿岸監視部隊の与那国島への配備にとって大きな選挙結果だ」との受けとめを示した。

 選挙は自衛隊配備推進派で自民党公認、公明党推薦の外間氏と社民、共産などから推薦を受けた自衛隊配備反対派の無所属新人・崎原正吉氏の戦いとなり、553票対506票と47票の僅差での現職勝利になった。投票率は95.48%。

 与那国町では与那国島への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備のための基地用地として、町有地(21.4ヘクタール)を防衛省に賃貸する案が今年6月20日に議会で可決している。ただ、自衛隊の配備には住民間で賛否が二分し、誘致派と反対派のどちらの候補が選挙を制するのか注目されていた。(編集担当:森高龍二)