特定秘密保護法案はきょう6日午後1時からの参議院本会議で政府・与党が強行に成立させる。『審議は尽くした。これ以上は同じだ』との声が自民党幹部から出ている。
会期今日までの臨時国会でどうしても法案を成立させたい政府・与党は衆議院での法案通過時以上に強行に臨み、5日の参議院特別委員会で審議を打ち切り、採決。維新の会やみんなの党までが審議が足りないと批判する中、数の力で可決した。
さらに、同日夜開かれた参議院本会議に緊急上程。今日6日の本会議で成立させる。
民主党の辻元清美幹事長代理は「以前の自民党よりずっと横暴なやり方で法案を通そうとしている。繰り返される強行採決は集団的自衛権の行使や憲法9条改正に執念を燃やしている安倍政権の初めの一歩。法案を成立させるわけにいかない」と危機感を募らせる。
法案に真っ向反対している日本共産党の志位和夫委員長や社民党の吉田忠智党首らは「無法なやり方」と政府・与党の国会運営を批判するとともに、「悪法に断固反対する」と反対の声を一層高める。(編集担当:森高龍二)