任意じゃ意味ない気もする、ドコモの「歩きスマホ防止」アプリ

2013年12月07日 16:43

 先日、青山の交差点で信号待ちをしていたら、突然背中に衝撃を感じた。振り返ると、30歳ぐらいの女性の顔が目の前にあった。「すいません」と言いながら、彼女は去っていった。その彼女を目で追うと、右手に白いスマホがしっかりと握られていた。

 もし、私が信号待ちをしていなければ、間違いなく、赤信号の交差点に突入しているだろう。歩きスマホは本当に怖いと実感した出来事だった。筆者は、歩きながらスマホをいじるという行為そのものが、見苦しいと思っているのだが、世の中には、そうは思わない人のほうが圧倒的に多いようだ。

 ドコモ<9427>は、「歩きスマホ」を防止する機能を持ったアプリの提供を主に未成年者を対象に始めた。これは、スマートフォンを見ながら歩くと、歩行中であることを検知し警告画面を表示する機能。警告画面が表示されている間は、スマートフォンを操作することができなくなる。

 月額使用料は無料で、子どもに持たせるスマートフォンの機能を保護者が制限できる無料のアプリ「あんしんモード」に追加されるので、アプリのインストールを行い、「歩きスマホ防止機能」を設定すればすぐの利用できる。

 同社は今までも、歩きスマホ防止のために、ホームページや広告、「ケータイ安全教室」等による啓発活動を継続的に実施している。今回の機能提供は、歩きスマホの危険性が特に高いと思われる未成年を事故から守り、より安心してスマートフォンを利用してもらう新たな取り組みだとしている。

 どうして未成年者を主な対象者としていたり、任意なのかが、ちょっと疑問である。街や、電車のホームを歩いている限りは、歩きスマホをするのは、若い世代に限らないと筆者は感じている。まあ、これはドコモの考えなので、40歳だろうが、60歳だろうが自分でインストールすればいいだけの話だ。しかし、逆にいえば、自身でこのような手続きしてまでこの機能使う人は、めったに歩きスマホなんてしないのではないだろうか。

 本当にこのアプリが必要な人、つまり自身も危険で、周りにも迷惑をかける人は、なかなかインストールしないと思うのだが、いかがだろうか。(編集担当:久保田雄城)