正社員の平均年収446万円、20代でプラスに 35歳以上は減少傾向

2013年12月08日 18:33

 株式会社インテリジェンスは2日、「DODA 平均年収データ 2013」を発表した。13年のサラリーマンの平均年収(支給額)は446万円で、昨年より4万円増えた。平均年収がプラスに転じるのは4年ぶり。

 調査は、この1年で「DODA転職支援サービス」に登録した正社員のビジネスパーソン(20~59歳)、約10万人を対象に、100職種の年収データを集計した。

 今年は、若手社員を中心に年収が増加した。20代の平均年収は349万円で、前年比6万円のプラス。30代は458万円で横ばい、40代は598万円で、前年比10万円のマイナスだった。成果報酬型の給与体系が普及しつつあるのを背景に、35歳未満は全年齢で年収がアップ。一方、35歳以上50歳未満のビジネスパーソンは、ほぼ全年齢でダウンとなった。

 職種別で最も増加幅が大きかったのは、「ファンドマネジャー・ディーラー・アナリスト」で、前年比52万円増。アベノミクス効果で運用が活発化した影響が大きい。

 製造業の技術系職種の年収増加も目立つ。「生産技術」は前年比45万円のプラス、「セールスエンジニア/FAE」は前年比43万円のプラスとなった。技術系を中心に年収が増加した人が多く、製造業の業績回復が鮮明になっている。

 職種別の平均年収ランキングをみると、1位は前年と同じ「投資銀行業務」で966万円。2位は「運用(ファンドマネジャー・ディーラー・アナリスト)」の829万円、 3位は「経営企画・事業企画」の713万円だった。4位は「MR」で683万円、5位は「セールスエンジニア/FAE」の676万円となっている。

 円安の影響などで業績を拡大する企業は多く、また年功序列の給与体系が見直されつつあるため、若手でもスキルアップを図れば年収増が見込めるようになっている。ただし多くの企業はミドルエイジ層の賃金を抑制する傾向にあり、長期的にみれば、平均年収は減少していくと予想される。(編集担当:北条かや)