野田佳彦前総理は「2014年はアベノミクスの真価が問われる年になる」とするとともに「円安、株高の基調は続いているが、民間主導の自律的な好循環を実体経済で実現できるかどうかにかかっている」とし、その成否は「政府の打つ手の良し悪しで決まる。しっかりチェックしていく」と総理経験と与党経験の民主党としてチェック機能を果たしていく考えを示した。
特に、野田前総理は「今月24日からはじまる通常国会で審議される補正予算、新年度予算、税制、規制緩和、TPP参加問題」に照準をあててチェックしていく考え。
また、「野党の存在意義が問われる年」との認識を示し「自民党一強時代を迎えた今、補完勢力を競い合っても意味がない。空理空論を振りかざして何でも反対する抵抗勢力と現実を踏まえて厳しく政権をチェックする役割とは全く別物」と現実路線から離れた政策を展開する勢力をけん制した。
安全保障政策では普天間飛行場の代替施設を辺野古に建設することに真っ向反対している日本共産党や社会民主党などをけん制したことになりそう。(編集担当:森高龍二)