フィッシングやマリンスポーツ、アウトドアで需要が高いプレジャーボート。自分で所有するとなると、船の購入費はもちろんのこと、それ以外にも係留費用やメンテナンス費、それに小型船舶操縦士免許が必要など、いろいろと敷居が高いもの。
ところが、2馬力未満の船外機で、船の長さが3メートル未満(船体長×0.9)の船舶については、免許は不要で、しかも船舶検査も受けなくても操船することができる。
そんな免許不要で誰でも操船でき、手軽なインフレータブルボート(空気を入れて膨らませるタイプ)の新商品2艇を、2014年3月1日からアキレス<5142>が販売を開始する。
中級モデルにあたる、Moon Tripperシリーズの『LW-310EX』は、8馬力の船外機まで搭載可能となっており、2馬力までだったら免許は不要。さらに多様化するニーズに応えるために、素材から製作している同社ならではのオリジナル色として、新色ピンクを導入。水上での視認性や注目度は高いものとなっている。サイズは全長3.1m、総重量は40.5kg、最大搭載人数は4名で、本体価格31万円(税抜き)。
また、一人でも運べる軽量なものが欲しいという、ユーザーのニーズに応えたのが、Red Sniperシリーズの『PVL-270RU』だ。気ままに一人で釣りを楽しみたい方や、海辺からいつでもエントリーしたい上級者まで、使い勝手の良いモデルとなっている。軽量コンパクトながら広い船内を確保し、サイズは全長2.7m、総重量29kg、最大搭載人数は3名。それに最大搭載能力は2馬力なので、免許は不要で誰でも操船できる。本体価格14万円(税抜き)。どちらもボートのみの販売で、船外機は別売り。
インフレータブルボートは、使わない時は空気を抜いてコンパクトに収納できるために、ひじょうに簡単に扱えるといったメリットがあるが、くれぐれも水難事故には気をつけて欲しい。(編集担当:鈴木博之)