自民党の石破茂幹事長は国会議員の定数削減問題について、各党の実務者による協議をなるべき早く始めたい考えだ。予算審議にめどが立った段階ではじめたい意向。
石破幹事長は「予算の審議にウエートを割いているが、予算審議に目途がつくという段階で、各党の実務者による協議を再開させなければならないと思っている」と語り、次期選挙までゆとりがあるという認識でなく、早期に実務者協議を再開させてゴールを目指す姿勢を見せた。
安倍晋三総理が1月31日の国会答弁の中で「国会で議員定数の削減ができないのであれば、有識者による第3者懇談会を設けるのも良い」と、改めて定数削減を第3者懇談会に委ねることも視野に入れての考えを示したことに、記者団に受けとめを聞かれて答えた。
石破幹事長は「総理の答弁は国会で出来ないのであればという前提付き」と語り、「国会でできないということが確定したものではない。予算審議に目途がつく段階で実務者協議を再開させなければならない。国会での議論が当然」と、国会で決める考えを強調した。
また、石破幹事長は「実務者のメンバーも、ひょっとしたら日本共産党など、入れ替えもあるので、なるべく早く実務者協議はスタートさせる必要があるのではないか」と語った。(編集担当:森高龍二)