5.5兆円の補正予算成立

2014年02月07日 08:56

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25年度補正予算案は6日の参院本会議で投票総数231のうち、賛成129、反対102で政府原案通り成立した

 25年度補正予算案は6日の参院本会議で投票総数231のうち、賛成129、反対102で政府原案通り成立した。

補正予算案には民主、みんな、共産、日本維新、社民が反対にまわったが、自公の賛成多数で委員長報告通り、成立した。

 一般会計補正予算総額は5兆4956億円。景気に好循環実現のための経済対策を実行するためとして、競争力強化策に1兆4184億円をあてたほか、(1)女性・若者・高齢者・障害者向け施策に3005億円(2)復興・防災・安全対策の加速化に3兆1274億円(3)低所得者などへの影響緩和などに6493億円をあてている。

 補正予算の財源は税収と税外収入、前年度剰余金などで確保するとし、新規の国債の増発は行わずに賄うこととしている。

 主な内容をみてみると、エネルギーコスト対策に890億円、三大都市圏の環状道路の整備や渋滞対策に620億円、首都圏の航空機能の強化、国際コンテナ戦略港湾の整備に164億円、オリンピック施設の整備関係費に213億円、がんばる地域交付金創設に870億円、高速道路料金割引に620億円、地域の元気創造プランに55億円があてられた。

 また農地集約化事業に852億円、6次産業化推進に136億円、農林水産の輸出促進対策に200億円、中小企業・小規模事業者の資金繰り・事業再生支援事業に1363億円、女性・若者の雇用拡大や賃上げ促進、人材育成などに1441億円、子育て支援などに244億円、警察の捜査力・現場執行力の強化に123億円、消費者行政充実対策に30億円、低所得者への影響緩和での簡素な給付措置に3420億円、子育て世帯への臨時特例給付措置に1473億円などをあてている。(編集担当:森高龍二)